感動必至!「電波の城」の濡れ場に感動!!そして、、、
またまた素晴らしい大作漫画を読みましたのでご紹介します。
『電波の城』
細野不二彦 作
2006年~2014年までの8年間の期間連載してきたという大作。
潰れかけていた芸能事務所に突如現れた新人アナウンサー天宮詩織。
ところがこの天宮詩織には誰にも打ち明けられない過去がありました。
それは、今で言うとオウム真理教を想起させるカルト宗教教団、『聖レムリア教団』の
姫、朱雀院ひな子であったということ。
う『聖レムリア教団』自体は信者全員の集団自殺を遂げたという社会的な大問題を起こした設定になっていますが、
なんと姫は1人そこから生き残り、アナウンサーとしてのステップを上がっていくのです。
『朱雀院ひな子』という自分の人生を幼くして捨て、
『天宮詩織』として、生まれ変わった新しい人生を生きていく主人公。
そんな『天宮詩織』が恋するジャーナリスト『谷口』。
谷口は、教団から逃げ出してきた天宮詩織を育てた、たった一人の心を許せる父親にそっくりなクソ真面目な青年。
惹かれあう二人の濡れ場は、
漫画としては絵的にエロチックなものは何もない。
ただ、この天宮詩織の凄まじい人生ストーリーの中、
懸命に見つけた幸せを思うと、
二人が結ばれたそのシーンは感動極まりなく
天宮を射止めた『谷口』への羨ましさで嫉妬した。
そして濡れ場を超える衝撃はラストシーン、、、
最終巻を読むにつれ、
ラストシーンはこうなるしかないことが予測できた。。。。
天宮の自殺、、、、
予測はできたのだが、
笑顔で綺麗に散っていく描写に涙を流さざるを得なかった。
りんどうの花言葉とは、、、
『悲しみに寄り添う』
このフレーズを私は生涯忘れないだろう。
是非読んでみてくださいヽ(・∀・)ノ